「コンパクトキーボードは好きだけど、Excelの数値入力になると途端に効率が落ちる……」そんなジレンマ、ありませんか?
メカニカルキーボードの名門、LEOPOLDから登場した新作テンキーパッド「FC220TP PD GRAYBLUE」は、そのモヤモヤを一気に解消してくれるデバイスです。トライモード接続(有線・Bluetooth・2.4GHz無線)、キースイッチホットスワップ、VIA/QMK対応——ハイエンドキーボード界でしか語られてこなかった機能が、手のひらサイズのテンキーパッドに凝縮されています。
コンパクトキーボード「FC660MBT」を愛用する筆者が実際に使い込んだ経験をもとに、その質感・打鍵感・接続の快適さを徹底レビューします。

\数字入力が驚くほど楽しくなる。/
YouTubeでも詳しく解説しています👇
FC220TP PD GRAYBLUEのスペックと特徴を一覧で確認

LEOPOLDといえば、余計な装飾を削ぎ落とした「実用一点張り」の美学が魅力です。今回の「FC220TP PD GRAYBLUE」は、その伝統を守りながら、現代のメカニカルキーボードユーザーが求める「トライモード接続」や「ホットスワップ」といった機能をしっかり搭載しています。

まずは主要スペックを一覧で確認しましょう。
| 項目 | 詳細仕様 |
|---|---|
| 商品名 | FC220TP PD GRAYBLUE メカニカルテンキーパッド |
| 接続方式 | 有線(USB-C)、2.4GHz無線、Bluetooth 5.1 (最大3台マルチペアリング) |
| キー数 | 22キー |
| キーキャップ | PBTダブルショット(2色成形)、シボ加工あり |
| スイッチ | ホットスワップ対応(3ピン/5ピン両対応、South-facing) |
| バッテリー | 2000mAhリチウムポリマー内蔵(最大22時間連続駆動) |
| 機能 | VIA/QMK対応(有線のみ)、NumLock非連動モード、Nキーロールオーバー、RGBバックライト |
| 内部構造 | 3種(ケース/プレート/スイッチ)の吸音フォーム・パッド内蔵 |
| スタビライザー | PCBマウント Screw-inタイプ(潤滑剤塗布済み) |
スペックを見るだけでも、単なるテンキーの枠を超えた製品であることが伝わってくるはずです。
こんな人にぴったり、こんな人には向かないかも

購入前に「自分向きかどうか」をチェックしておきましょう。
FC220TP PD GRAYBLUEがおすすめな人
こんな方は別の製品を検討してみてください
- テンキーはたまにしか使わない、できるだけ安く済ませたいという方(2,000〜3,000円台の有線テンキーで十分かもしれません)
- 持ち運びを最優先したい方(約237gとしっかりした若干の重量感があるため、据え置き使用が向いています)
開封レポート|LEOPOLDらしい質感と充実の付属品

箱を手に取った瞬間から、LEOPOLD製品特有の「詰まっている感」が伝わってきます。
パッケージを開けると、シックなネイビーブルーとグレーのコントラストが美しい「GRAYBLUE」カラーの本体が現れます。派手すぎず、地味すぎない絶妙な配色で、デスクのアクセントとして非常に映えます。
付属品の確認
購入してすぐフル機能を使えるよう、付属品も充実しています。
質感とビルドクオリティ

本体を手にとってまず感じるのは、PBT樹脂の心地よい手触りです。

キーキャップには「PBTダブルショット(2色成形)」が採用されており、文字がすり減って消える心配がありません。表面には粗めで深い「シボ加工」が施されており、長時間使ってもテカらず、マットで高級感のある質感をキープしてくれます。

このPBT素材は自動車の内装部品にも採用されるほど耐摩耗性に優れたエンジニアプラスチックで、その耐久性は折り紙付きです。





デスクを広く使える!コンパクトでスリムな洗練されたデザイン

FC220TPは、限られたデスクスペースにもスッキリと収まるコンパクトでスリムなボディが大きな魅力です。


本体重量は約237gと軽量ながら、底面4箇所だけでなく、収納式の1段階チルトスタンドにもラバーストッパーが配置されています。スタンドを立てた状態でもタイピング中に本体がずれることがなく、安定した打鍵感で作業に集中できます。
FC660MBTとの組み合わせで「理想の分離型フルキーボード」が完成

筆者は普段、65%サイズのコンパクトキーボード「FC660MBT」を使っています。デスクを広く使えるメリットがある一方、Excelでの数値入力や確定申告・パスワード入力の際にはテンキーの不在を痛感していました。
あわせて読みたい:FC660MBTのGRAYBLUEについて詳しくレビューしています。
テンキーを右にも左にも置ける、自由な配置が最大の強み

FC220TPをFC660MBTの右側に配置することで、理想的な「分離型フルキーボード」が完成します。通常のフルキーボードと異なり、テンキーを好きな位置に置けるのが最大の利点です。
数値入力を多用する事務作業時はキーボードの右側に、プログラミングなどでマウスを広く使いたいときは左側にショートカット用として配置する——そんな柔軟な運用が可能です。
週末の会計作業が捗る!実際の使用シーン

日曜日の午前中、溜まった領収書を会計ソフトに入力するシーンを想定してみましょう。

3種の吸音材とスタビライザーが生み出す上質な打鍵感

FC220TPが他の安価なテンキーと一線を画す最大の理由は、その内部構造にあります。静音性と打鍵感の向上を追求するため、以下の3箇所に吸音フォームおよびパッドが配置されています。

これにより、スイッチの底打ち音や戻り音がケース内で反響するのを物理的に遮断しています。
さらに、大型キーの安定性を支える「Screw-inスタビライザー」も見逃せません。一般的なクリップ式とは異なり、基板にしっかりとネジで固定されているため経年劣化による緩みが少なく、潤滑剤が適切に塗布されていることで非常に滑らかな動作を実現しています。
以下は、一般的なメカニカルテンキーとFC220TPを独自に評価・比較したものです。
| 評価項目 | 一般的なテンキー | FC220TP PD | 備考 |
|---|---|---|---|
| 静音性・反響音の少なさ | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | 3種吸音フォームの効果絶大 |
| キーキャップの耐久性 | ★★★☆☆ | ★★★★★ | PBT2色成形による絶対的信頼感 |
| 接続の柔軟性 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | トライモードで最大5台接続可能 |
| カスタマイズ性 | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ | ホットスワップ・VIA対応 |
| 持ち運びやすさ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | 少し厚みと重厚感があるため据え置き推奨 |
スイッチの種類と選び方|4軸から自分好みを選べる

FC220TP PDシリーズは、キースイッチを4種類から選べるのも魅力のひとつです。自分の好みや用途に合わせて選んでみましょう。
| スイッチ | タイプ | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| LEOPOLDオリジナル リニア軸 | 滑らかな打鍵感 | 数値入力のスピードを重視する方 |
| LEOPOLDオリジナル 静音リニア軸 | 静音+滑らか | オフィスや家族がいる環境で使う方 |
| Kailh Indigo Naturalis 静音リニア軸 | 静音+しっとり感 | より静かでナチュラルな打ち心地を求める方 |
| Kailh Midnight Pro 静音タクタイル軸 | 静音+クリック感 | 打鍵の手応えを感じながらミスを減らしたい方 |
また、ホットスワップ対応のため、購入後に気が変わっても市販のMX互換スイッチ(3ピン・5ピン両対応)に交換可能です。最初から完璧を求めなくていい、というのも大きな安心材料です。
2 in 1 PULLERで楽しむ!ホットスワップによるカスタマイズ

FC220TPは「キースイッチホットスワップ」に対応しており、ハンダ付けなしで自分好みのスイッチに交換できます。ここで活躍するのが、別売りのメンテナンス工具「2 in 1 PULLER」です。
付属の工具でもスイッチ交換は可能ですが、「2 in 1 PULLER」はその効率と安全性を飛躍的に高めてくれます。
GRAYBLUEシリーズに他社製のタクタイルスイッチを数個だけ忍ばせ、Enterキーだけあえてクリッキーにするといったカスタマイズも、この工具があれば気軽に楽しめます。
◆LEOPOLD 2 in 1 PULLER
VIA/QMK対応でキーを自由に割り当て可能

上級者にとっての大きな魅力は、オープンソースのファームウェア「QMK」をベースにした「VIA」への対応です(※設定は有線接続時のみ)。ブラウザからVIAコンフィグレーターにアクセスするだけで、どのキーにどの機能を割り当てるかを自由に変更できます。
キーリマップの活用例

14インチ以下のノートパソコンに外付けテンキーを接続すると、パソコン本体側のキーボードまで数字入力モードに切り替わってしまうことがあります。FC220TPは、こうしたノートPC特有の挙動を解決する「NumLock非連動(独立)モード」を搭載しています。
隠しスイッチひとつで切り替えが完了
本体の「+」キーと「Enter」キーの間にある隠しスライドスイッチをONにするだけで設定完了です。パソコン側のNumLock状態に左右されず、テンキー側だけで独立した数値入力が可能になります。
使用時の注意点と最適な環境
この独立モードは処理の安定性を考慮し、設定はUSB有線接続時のみ対応しています。無線接続(Bluetooth/2.4GHz)では動作保証がありませんのでご注意ください。
なお、以下の環境ではこのモードをONにする必要はなく、通常モードでそのまま快適に使用できます。
参考 公式サイト【テンキーモードとNumLock非連動モード】
日本国内で安心して使える「技術基準適合認証」取得済み

ワイヤレスデバイスを日本国内で使用するうえで欠かせないのが「技適(技術基準適合認証)」です。FC220TPは電波法に基づく技術基準適合認証済みの製品であり、本体ラベルには技適マークと認証番号が明記されています。
電波法により、無線通信を行う機器は、特定の技術基準に適合している必要があります。技適マークが付いていない無線機器を使用すると、電波法違反になる恐れがあります。
(出典:総務省 電波利用ホームページ)
メーカーが正式に日本市場向けにローカライズし、法規制を遵守している点は、仕事で使うデバイスを選ぶうえで大きな安心材料になります。
関連記事:LEOPOLDのテンキー付きフルサイズモデルが気になる方は、こちらもあわせてどうぞ。
【Q&A】よくある疑問に答えます

- Q複数のパソコンで使いたいのですが、接続の切り替えは簡単ですか?
- A
はい、非常に簡単です。「FC220TP PD」はトライモード接続(有線、2.4GHz無線、Bluetooth)に対応しており、合計で最大5台のデバイスと接続できます。Bluetooth接続では最大3台のマルチペアリングが可能で、作業環境に合わせてスムーズに切り替えてお使いいただけます。
- Qキーの役割を自分好みに変更することはできますか?
- A
可能です。本製品は「VIA/QMK」というオープンソースのファームウェアに対応しており、専用のツールを使うことでキーのリマップ(配置変更)が自由に行えます。ただし、この機能の設定はUSB有線接続時のみ有効です。
- Qノートパソコンで使う際、数字入力がうまくできないことはありませんか?
- A
ご安心ください。日本国内のノートパソコンに多い「テンキー入力モード」の問題に対応するため、「NumLock非連動(独立)モード」を搭載しています。本体の隠しスイッチをONにすることで、パソコン側のNumLock状態に左右されず、テンキー側で独立して数値入力が可能です。
- Q電池はどのくらい持ちますか?充電のタイミングが気になります。
- A
2000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、無線接続時には最大22時間の連続駆動が可能です。また、10分間操作がないと自動的に省電力モードに入る設計になっており、バッテリーを無駄に消費しない工夫が施されています。
- Qキースイッチを交換してみたいのですが、初心者でも大丈夫でしょうか?
- A
本製品は「ホットスワップ」に対応しているため、ハンダ付けなしで簡単にスイッチの抜き差しができます。別売りの「2 in 1 PULLER」を使用すれば、4つの爪でスイッチをしっかり固定して軽い力で引き抜けるため、初心者の方でも基板を傷つけるリスクを抑えて安全にカスタマイズを楽しめます。
まとめFC220TP PD GRAYBLUEは「一生モノ」のテンキーパッド

LEOPOLD FC220TP PD GRAYBLUEは、単なる入力補助デバイスではありません。徹底的に計算された内部構造、高品質なPBTキーキャップ、そして最新のワイヤレス技術が融合した、エンジニアやクリエイター、そして「打鍵にこだわる人」のためのプロフェッショナルツールです。
FC660MBTのようなコンパクトキーボードとの親和性は言うまでもなく、単体としての完成度も非常に高い一台です。「作業効率を一段階引き上げたい」「毎日の入力作業に小さな喜びを感じたい」——そう思うなら、このテンキーパッドは最良の選択肢になるはずです。
あわせて読みたい:FC220TPと組み合わせて使いたいLEOPOLDのキーボードはこちらからどうぞ。
長く愛用するために「2 in 1 PULLER」のような質の高いメンテナンス工具も揃えておけば、FC220TPは文字通り「一生モノ」のパートナーとして、あなたのデスクに鎮座し続けるはずです。
LEOPOLD株式会社 企業情報
| 企業名 | LEOPOLD株式会社 |
|---|---|
| 公式ホームページURL | https://leopold.co.jp/ |
| 商品の特徴や長所 | 高品質なPBT2色成形キーキャップ、静音性を極めた3層吸音構造、実用的で洗練されたデザイン |
| おすすめしたいニーズ | 入力作業の質を向上させたい方、長く愛用できる丈夫な道具を求める方、デスクの美観にこだわる方 |
LEOPOLD(レオポルド)は、埼玉県越谷市に拠点を置く、メカニカルキーボードのスペシャリストです。このブランドの魅力は、「使う人への優しさ」と「圧倒的な品質」の両立にあります。
また、キーを叩く時の不快な音を抑えるため、内部に特別なクッションを3層も重ねるなど、目に見えない部分にまで徹底的なこだわりが詰まっています。洗練されたデザインはどんなインテリアにも馴染み、毎日のパソコン作業を少し贅沢な時間に変えたい方*にこそ、手にとっていただきたいブランドです。



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