SOUNDPEATSから発売されたSOUNDPEATS Air5 Pro+は、「ワイヤレスでも妥協したくない」というオーディオ愛好家の憧れを形にしたような待望のイヤホンです。

革新的なxMEMS社製MEMSドライバーをダイナミックドライバーと組み合わせた「ハイブリッドドライバー」を搭載し、ハイレゾワイヤレスとSnapdragon Soundのダブル認証を取得。
さらに最大55dBの適応型ANCなど、機能性もトップクラスです。
本記事では、実際に開封から数日間使い込んだ体験をもとに、その実力を音質、機能、使い勝手の観点から徹底解剖します。
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開封 高級感あるパッケージと充実の付属品

パッケージは、ブラックとゴールドの落ち着いた色合いで、高級感を感じさせる作りです。背面には主要な特徴が簡潔に記載されており、手に取った瞬間から期待が高まります。

箱を開けると、まず目に入るのは光沢のあるブラックゴールドの充電ケース。手のひらにすっぽり収まるコンパクトなサイズで、マットと光沢のツートーン仕上げが洗練された印象を与えます。
ケースを開けると、イヤホン本体が磁力でしっかりと固定されています。本体はケースと同様のブラックゴールドで、ステム(軸)部分にメタリックなゴールドアクセントが施されており、シンプルながらも存在感があります。

同梱品は非常に充実しています。
特筆すべきはイヤーピースの形状です。多くのインイヤー型イヤホンはほぼ円形ですが、SOUNDPEATS Air5 Pro+のイヤーピースはやや楕円形に近い形状をしており、耳の穴により自然にフィットする設計になっています。最初はMサイズを試し、しっかりとした装着感と遮音性を確認しました。
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ハイブリッドドライバーxMEMS「Cowell」がもたらす音の革命

SOUNDPEATS Air5 Pro+の最大の特徴は、その心臓部である「ハイブリッドドライバー」にあります。従来の10mmダイナミックドライバーに加え、xMEMS社のMEMSドライバー「Cowell」を搭載しています。

MEMSドライバーとは何か?その技術的優位性

MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ドライバーは、半導体製造技術(シリコンウェハー)を用いて作られる超小型のスピーカーです。一般的なダイナミックドライバーがコイルと磁石で振動板を動かすのに対し、MEMSドライバーは圧電素子などでシリコンダイアフラムを直接駆動します。
この技術の利点は大きく3つあります。
応答
応答速度
ピュア音質
THD値
再生
周波数
実聴印象! 聴けばわかる「次世代」の解像度

実際に聴いてみると、その特徴は明らかです。まず、高音域の表現が従来のイヤホンとは一線を画しています。シンバルの細かい残響や、弦楽器の弓の動き、ボーカルの息遣いまでが、鋭くではなく「自然に」広がりをもって描き出されます。これは、MEMSドライバーが生み出す超高域の情報量によるものだと感じました。


低音域を担う10mmダイナミックドライバーは、PU+PEEK複合振動板とデュアル銅線ボイスコイルを採用。単なるパンチの強い低音ではなく、深みと解像度を兼ね備えた質の良い低音を再生します。MEMSによる超高解像度な中高音と、ダイナミックによる厚みのある低音が見事に調和しており、聴くジャンルを選ばないバランスの良さが印象的でした。

参考までに、MEMS技術のオーディオ応用については、半導体工学や音響工学の学術論文でその可能性が繰り返し論じられています。例えば、IEEE(電気電子学会)の論文データベースでは、MEMSスピーカーの高忠実度再生に関する研究が多数報告されており、Air5 Pro Plusに搭載された技術は、そうした先端研究の実用化の一端と言えるでしょう。
ハイレゾワイヤレス&Snapdragon Sound ダブル認証の実力

高品質なドライバーを活かすためには、高品質な音源信号を送る必要があります。SOUNDPEATS Air5 Pro+は、Qualcomm S3サウンドプラットフォームを搭載し、2つの高音質伝送規格に対応しています。
実際の使用では、スマートフォンのBluetooth設定で「LDAC」を選択し、音楽ストリーミングサービスでハイレゾ音源(Amazon Music HDやApple Musicのロスレスなど)を再生することで、その真価を発揮します。楽器の分離感や音場の広がりが格段に向上し、MEMSドライバーの特性を存分に楽しめました。圧縮の強いSBCコーデックと比べると、その差は「聴き直し」を促すほど顕著です。
主な高音質Bluetoothコーデック比較
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ブランド最高峰の「最大55dB」ノイズキャンセリング性能

もう一つの大きな魅力がノイズキャンセリング性能です。公式には「最大55dB」の低減効果とあり、これは通勤電車の車内やオープンオフィスの騒音を、ほぼ無音に近い状態まで抑え込むことができる数値です。
AI適応型ANCと風切音低減

特徴的なのは「適応型」である点です。内蔵マイクが周囲の雑音レベルをモニタリングし、AIが自動的にノイズキャンセリングの強度を調整します。図書館のような静かな環境ではわずかに弱め、電車内では最大強度に、というようにシーンに最適化されるため、耳への圧迫感が軽減されます。
また、物理的な防風メッシュに加え、L型キャビティ設計により風の流れを最適化。さらにアルゴリズムによる風切音低減機能も備えており、自転車での移動時や風の強い日の外出時でも、ブーンという煩わしい低周波ノイズを効果的にカットしてくれます。実際にサイクリング中に試してみましたが、風の音はほとんど気にならず、音楽に集中できました。
気になる実用性能 バッテリー、通話、接続

驚異の急速充電とバッテリー持続時間

現代のワイヤレスイヤホンにとって、バッテリー性能は必須項目です。Air5 Pro Plusは、わずか10分の充電で約2時間再生という急速充電をサポート。朝の準備中にちょっと充電するだけで、通勤時間を十分にカバーできるのは大きなメリットです。
フル充電時は、ノイズキャンセリング(ANC)をオフにすると最大約6時間、ANCオン時で約3時間の連続再生が可能です。充電ケースとの合計では最大約30時間と、週に1~2回の充電で日常使いがまかなえるレベルです。
6マイク体制による超クリア通話

通話性能も大きく進化しています。左右に3基ずつ、計6基のマイクを配置し、AI通話ノイズキャンセリングを組み合わせています。実際に車通勤中(車内音あり)や街中で電話をかけてみましたが、相手側からは「周りの音がほとんど聞こえず、声がとてもクリア」とのフィードバック。マイクが相手の声のみを的確に拾い、環境音を除去していることが実感できました。
マルチポイント接続でシームレスなデバイス切り替え
「PeatsAudio」アプリでマルチポイント機能を有効にすると、スマートフォンとパソコンなど、2台のデバイスに同時接続できます。パソコンで動画を見ている時にスマホに着信があると、自動的に音声が切り替わり、通話終了後は再び動画の音声に戻ります。仕事とプライベートのデバイスを使い分けている人には、まさに理想的な機能です。(注:マルチポイント接続時はLDACは利用できず、安定性優先のコーデックに自動的に切り替わります)
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専用アプリ「PeatsAudio」

SOUNDPEATS Air5 Pro+の可能性を最大限に引き出す専用アプリ「PeatsAudio」では、以下の多彩なカスタマイズと設定が可能です。
「PeatsAudio」主要機能一覧
デバイス接続管理
- イヤホンの接続状態の確認
- 複数デバイスとのペアリング管理
- マルチポイント接続のオン/オフ切替
※注意:マルチポイント接続時はLDACコーデックは自動的に無効になります
ノイズコントロール設定
- 適応型ANC(AIノイズキャンセリング)のオン/オフ
- ANC強度の手動調整(低/中/高)
- 透過モード(環境音取り込み)のオン/オフと強度調整
- 風切音低減モードの個別設定
音質カスタマイズ
- EQ(イコライザー)プリセットの選択
- 標準、ボーカル強化、低音強化、高音強化、フラットなど
- カスタムEQ設定
- 6バンド(60Hz, 230Hz, 910Hz, 3.6kHz, 14kHzなど)の手動調整
- お好みの周波数特性を保存可能
- ゲーミングモード(低遅延モード)の切替
- 動画視聴やゲーム時の音声遅延を軽減(約60ms)
タッチコントロールカスタマイズ
- 左右のイヤホンそれぞれのタップ操作をカスタマイズ
- 可能な操作例:
- 再生/一時停止
- 曲送り/戻し
- ボリュームアップ/ダウン
- ANC/透過モード切替
- ボイスアシスタント起動(Siri/Google Assistant)
- ゲーミングモード切替
通話設定
- AI通話ノイズキャンセリングのオン/オフ
- 通話時の音声フォーカス設定
バッテリー状態確認
- 左右のイヤホンそれぞれの残量パーセント表示
- 充電ケースの残量表示
- 正確な充電状態のモニタリング
ファームウェア更新
- 最新ファームウェアの確認
- OTA(無線)によるファームウェア更新
- パフォーマンス向上や新機能追加のアップデート対応
アプリ内チュートリアル
- 初期設定ガイド
- 各種機能の使い方解説
- トラブルシューティング
- シーン別プリセット保存
例えば「通勤用」「オフィス用」「ワークアウト用」など、シーンに応じてANC設定とEQを組み合わせたプリセットを作成し、素早く切り替えることができます。 - 風の強い日は風切音低減をオンに
自転車通勤やランニング時は、アプリから風切音低減機能をオンにすると、快適なリスニング環境が維持できます。 - ゲームや動画視聴時はゲーミングモード
動画と音声のずれが気になるときは、ゲーミングモードをオンにすることで、音声遅延を最小化できます。 - 定期的なファームウェアチェック
メーカーから最適化アップデートが提供されることがあるため、時々アプリでファームウェア更新を確認することをおすすめします。

PeatsAudioアプリを活用することで、Air5 Pro Plusは「あなただけのカスタムイヤホン」へと進化します。初期設定後も、使用シーンや好みの変化に応じて、最適な設定を見つけていく楽しみがあります。
【Q&A】

- QMEMSドライバーって結局何がすごいの?普通のイヤホンとどう違う?
- A
最大の特徴は「音の細部までくっきりと再現する解像度の高さ」と「非常に自然な音色」です。半導体技術で作られるMEMSドライバーは、振動板が極めて軽く硬いため、一瞬の音の立ち上がりや微細なニュアンスを逃しません。従来のイヤホンではぼやけてしまいがちな高音域の伸びや楽器の残響が、驚くほど明確に感じられます。特にクラシックやジャズ、アコースティック系の楽曲を聴かれる方に、その違いは明らかです。
- Q「LDAC」と「aptX Lossless」、どちらを選べばいい?
- A
お使いのデバイスと求める音質で選択が変わります。Androidスマートフォン(特にSONY機種や高音質対応機)で、ハイレゾ音源(24bit/96kHz以上)を楽しみたい方はLDACが最適です。一方、より安定した接続を重視し、CD品質(16bit/44.1kHz)の完全ロスレス再生を求められる方はaptX Losslessがおすすめです。多くの場合、デバイス側が自動的に最適なコーデックを選択しますが、設定メニューで優先度を変更することも可能です。
- Q最大55dBのノイズキャンセリングは実際どのくらい静か?
- A
通勤電車の車内やカフェの雑踏など、日常で遭遇するほとんどの環境音を、ほぼ「気にならないレベル」まで低減します。例えば、電車のガヤガヤとした話し声や車の走行音は遠くの囁き声のように小さくなり、音楽やポッドキャストの音声に集中できる環境を作り出します。また「適応型」なので、静かなオフィスでは弱く、騒がしい場所では自動的に強くなるため、耳への圧迫感が軽減されるのが嬉しいポイントです。
- Q耳が小さいのですが、長時間装着していても痛くない?
- A
本品は付属のイヤーピースがS/M/Lの3サイズかつやや楕円形の形状であるため、耳穴へのフィット感を調整しやすい設計です。軽量で重心バランスも考慮されているため、長時間の使用でも「落ちそう」という不安や「じんわり痛い」という感覚は軽減されます。ただし、イヤホンのフィット感は個人差が大きいため、付属の複数サイズを試していただくか、メーカー純正やサードパーティ製のよりご自身に合ったイヤーピースへの交換もご検討ください。
- Q充電ケースを含めたバッテリー持ちは、実際の日常使いでどのくらい?
- A
イヤホン単体で約6時間(ANCオフ)、充電ケースと合わせて最大約30時間の再生が可能です。これは、1日1~2時間の使用で約1週間、通勤時間などで1日3時間使用しても約1週間弱は持つ計算です。さらに「10分の充電で約2時間再生」できる急速充電機能は、出先でバッテリー切れが心配な時にも強い味方です。慌ただしい朝や、カフェでのちょっとした充電で、十分な音楽再生時間を確保できます。
総合評価 誰にオススメできるイヤホンか?

SOUNDPEATS Air5 Pro+は、技術的好奇心をくすぐるだけの「実験的な一品」ではなく、日常のあらゆるシーンで最高の音楽体験を提供する「完成形」に近いイヤホンです。
その豊富な機能を整理すると以下のようになります。
特に以下のような方に強くおすすめしたいです。
- ワイヤレスイヤホンで、これまでにない「解像度」と「音の自然さ」を求める人。
- 高音質なロスレスストリーミングサービスを利用していて、その音質を最大限楽しみたい人。
- 通勤・移動時間が長く、強力なノイズキャンセリングで音楽や動画に没入したい人。
- 複数のデバイスを日常的に使い分けており、シームレスな接続切り替えを望む人。
価格帯はハイエンドに位置しますが、その性能の幅広さと完成度を考えれば、十分なコストパフォーマンスと言えるでしょう。MEMSという新技術の可能性を体感できると同時に、日々の生活のクオリティを確実に向上させてくれる、2024年を代表するワイヤレスイヤホンの一丁と言えます。
当サイトではこれまでも【SOUNDPEATS】の製品をご紹介してきました、素晴らしい商品ばかりなのでぜひチェックしてみてくださいね!
\細部まで解像する、新次元の音/
SoundPEATS(サウンドピーツ)社の企業情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業名 | SoundPEATS(サウンドピーツ) |
| 公式ホームページ | https://www.soundpeats.com/ (各国語サイトあり) |
| 商品の特徴・長所 | 最新の音響技術(例:MEMS、ハイブリッドドライバー)を積極的に採用し、非常に高品質な音質を実現しながら、他社の同性能製品に比べて手頃な価格帯で提供する「高コスパ」が最大の強み。デザイン、ノイズキャンセリング、接続性など総合的なバランスにも優れる。 |
| おすすめしたい人 | 最新のオーディオ技術に興味があり、予算を抑えつも最高峰に近い音質や性能を追求したい方。毎日使うイヤホンに「良い音」と「快適さ」を求め、妥協したくないすべての人。 |
SoundPEATS(サウンドピーツ)は、高い技術力と優れたコストパフォーマンスを両立させたオーディオ製品で世界中から支持されているブランドです。「より多くの人々に、高品質な音の喜びを届けたい」という理念のもと、最新のハイブリッドドライバーやMEMS技術のような音響の進化をいち早く商品に取り入れ、専門家からも評価される音質を実現しています。
その一方で、過度なブランドプレミアムを排した価格設定は、音楽愛好家の間で「隠れた名機」とも称される理由です。製品開発においては、実際のユーザーの声を重視し、使いやすさやデザイン、長時間装着の快適性といった実用的な面にもしっかりと注力。最新技術の魅力と、日々の生活を豊かにする確かな性能を、等身大の価格で提供し続けている企業です。
- SOUNDPEATS 公式ウェブサイト
- SOUNDPEATS Amazon公式店舗
- SOUNDPEATS 公式X(Twitter)
- SOUNDPEATS 公式Instagram
- SOUNDPEATS 公式LINE
- SOUNDPEATS 公式TikTok
記事の参考
| 項目 | リンク |
| MEMSドライバー | https://xmems.com/ |
| ハイレゾ | ハイレゾとは?ハイレゾ音源とは?どれだけ綺麗な音なの?どんな機器が必要?そんな疑問について分かりやすく説明します |
| Snapdragon Sound | Snapdragon Soundの技術概要や、対応製品を紹介しているページ |
| LDAC | LDACの技術的な詳細や、対応製品に関する情報 |



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