内蔵型SSDのおすすめブランド10選！選び方、書き込み速度や必要容量をチェック！

内蔵SSDの選び方とおすすめブランド10選！初心者も迷わない、失敗しない選び方のポイント

パソコンの動作が重い、ゲームのロードが遅い、動画編集の書き出しに時間がかかる…。そんな日々のストレスを一気に解消してくれるのが、内蔵型SSDです。従来のHDDからSSDに交換するだけで、OSの起動時間やアプリケーションの立ち上がり速度が体感できるレベルで向上します。

PCそのものを買い替えるよりも、はるかに低コストで大幅なパフォーマンスアップを実現できるのが魅力です。しかし、SSDには「容量」「インターフェース（接続規格）」「書き込み速度」など、チェックすべきポイントが多く、初心者にとってはどれを選べばよいのか迷いがちです。

この記事では、内蔵SSDの基礎知識や失敗しない選び方を分かりやすく解説し、信頼性とコストパフォーマンスの面から、初心者から上級者まで安心して選べるおすすめブランド10選をご紹介します。

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内蔵SSDとは？HDDとの違いと導入するメリット

内蔵SSDは、パソコンの内部に設置し、Windows/macOSなどのOS、アプリケーション、各種データを保存する記憶装置（ストレージ）です。従来主流であったHDD（ハードディスクドライブ）が磁気ディスクを物理的に回転させてデータを読み書きする仕組みなのに対し、SSDは「フラッシュメモリ」という半導体素子を使用します。この構造の違いが、様々なメリットを生み出しています。

HDDと比較したSSDの主なメリット

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失敗しない！内蔵SSDの選び方【3つの基本ポイント】

内蔵SSDを選ぶ際、最初に確認すべきは以下の3点です。これらを押さえることで、お使いのPCに適合するかどうか、性能は十分かどうかを判断できます。

インターフェースとフォームファクタ（形状・サイズ）

お使いのPCがどの規格に対応しているかが最重要です。

用途に合わせた適切な容量

容量が不足するとすぐに使いづらくなるため、予算と用途に応じた適切なサイズを選びましょう。

確認したい性能・信頼性の指標

信頼性と実績で選ぶ！内蔵SSDおすすめブランド10選

ここからは、供給実績が豊富で、信頼性とコストパフォーマンスのバランスに優れたブランドを紹介します。ノートPCの換装から自作PC、ゲーム機のストレージ拡張まで、幅広い用途でよく選択されているメーカーです。

Samsung（サムスン）｜ 圧倒的なシェアと一貫生産の信頼性

フラッシュメモリ（NAND）からコントローラまでを自社一貫生産する世界有数のメーカー。ハイエンドモデル（990 PROシリーズ等）からスタンダードモデル（870 EVO等）までラインナップが幅広く、性能・耐久性・ファームウェアの完成度の高さで定評があります。価格はやや高めですが、確実な性能を求めるユーザーの第一選択肢です。

◆Samsung 990 EVO Plus 1TB PCIe Gen 4.0 ×4 NVMe M.2 (2280) 

◆Samsung 990 PRO 2TB PCIe Gen 4.0 x4

Crucial（クルーシャル）｜ 抜群のコストパフォーマンスと安定感

大手半導体メーカー「Micron」の傘下ブランド。自社生産のNANDを活用し、価格対性能のバランスが非常に優れています。SATA SSDの定番「MX500」シリーズは、初めての換装ユーザーにも強くおすすめできる安定感と信頼性を持ちます。「失敗したくない」という方にとって安心の選択肢です。

◆Crucial SSD 内蔵2.5インチ SATA接続 BX500

Western Digital（WD）｜ 用途別シリーズで選びやすさ抜群

HDDで長い歴史を持つストレージ専門メーカー。SSDでは「WD Blue（スタンダード/省電力）」「WD Black（ゲーミング/高性能）」「WD Red（NAS向け）」など、用途に応じたシリーズ展開が明確で、自作PC初心者でも目的に合った製品を選びやすいのが特徴です。

◆Western Digital ウエスタンデジタル WD BLACK M.2 SSD

◆Western Digital ウエスタンデジタル 内蔵SSD 1TB WD Blue SN580 

◆Western Digital 1TB WD Blue SA510 SATA 内蔵ソリッドステートドライブ 

KIOXIA（キオクシア）｜ 国産技術にこだわるユーザーに支持される

旧東芝メモリを前身とする日本発のフラッシュメモリメーカー。独自の3D NAND技術「BiCS FLASH」を採用しています。国内での流通量が多くサポート体制も整っているため、国産ブランドへの安心感を求めるユーザーから支持されています。「EXCERIA」シリーズはコスパに優れたラインナップです。

◆

SK hynix（エスケーハイニックス）｜ 堅実な設計思想の実力派

DRAMやNANDフラッシュを自社生産する韓国の半導体大手。派手な宣伝は少ないものの、高い信頼性と安定した性能で知られ、メーカー製PCの純正ストレージとしても多く採用されています。プラチナP41シリーズは高速NVMe SSDとして高い評価を得ています。

◆キオクシア KIOXIA 内蔵 SSD 480GB 2.5インチ 7mm SATA

Kingston（キングストン）｜ 豊富なラインアップと手頃な価格帯

メモリモジュールで著名なブランド。SSD市場でもエントリーからミドルクラスまで、幅広い価格帯と製品群を展開しています。特に「手頃な価格でとにかくHDDから速くしたい」「サブストレージとして大容量が欲しい」というニーズに応えやすいブランドです。

◆Kingston SSD NV2 2TB PCIe Gen 4.0 x4 最大3,500MB

◆Kingston キングストン SSD A400 240GB 2.5インチ 7mm SATA3

Seagate（シーゲイト）｜ HDDとの融合ストレージソリューション

Western Digitalと並ぶストレージの老舗メーカー。SSD分野でも「FireCuda」シリーズなどゲーミング・クリエイター向けの高性能モデルを展開しています。HDDとSSDの両方の技術を持つため、ハイブリッドストレージなど独自のソリューションにも強みがあります。

◆Seagate FireCuda 530R M.2 内蔵 SSD

SanDisk（サンディスク）｜ フラッシュメモリ技術の老舗

USBメモリやSDカードで世界的に知られるフラッシュメモリのパイオニア。現在はWestern Digitalグループの一員ですが、長年培ったフラッシュ制御技術を活かした安定したSSDを提供しています。サンディスクブランドへの親しみやすさも魅力です。

◆SanDisk 内蔵SSD 2.5インチ / 1TB / SSD Ultra 3D / SATA3.0

Intel（インテル）の系譜｜ エンタープライズ技術の信頼性

現在コンシューマ向けSSDの新製品展開は縮小されていますが、かつてIntelが築いた高い信頼性と堅牢なファームウェア設計の思想は、SSD業界全体に大きな影響を与えました。サーバー向け技術の信頼性を重視するユーザーは、この系譜を引く製品にも注目です。

◆インテル SSDPEKNU020TZX1 Intel SSD 670p M.2 PCIEx4 2TB

新興ブランド｜ コスパ特化モデルを活用する賢い選択

Amazon等では、既存ブランドよりも低価格な新興ブランド（ADATA、TeamGroup、Silicon Powerなど）のSSDも多く見られます。これらは極めて優れたコストパフォーマンスを提供する一方、長期の耐久性やサポート体制については各社で差があります。
重要なデータを保存するメインストレージとしては慎重に検討し、ゲーム用のセカンドドライブなど、役割を限定して活用することが、リスクを抑えながらメリットを享受する賢い方法です。購入の際は、保証内容やユーザーレビューを十分に確認しましょう。

◆SP Silicon Power シリコンパワー SSD 1TB 

◆ADATA SU650 1TB 3D-NAND SATA

用途別・SSD選びの最適解

より深く知るために！権威ある情報源の活用

最終的な製品選択をより確かなものにするために、メーカーのカタログスペックだけでなく、以下のような客観的な情報源も参考にしましょう。

【Q&A】

外付けSSDもおススメ！

このブログ記事では、SanDiskの外付けSSDを用途別に詳しく比較・解説しています。高速で頑丈なSanDisk SSDを選びたい方に、とても役立つ情報がまとまっています。

まとめ

内蔵SSDの導入は、PCの体感速度を向上させる最も効果的なアップグレードの一つです。まずはお使いのPCの対応規格（SATA / NVMe）を確認し、次に予算と用途に合った容量を選択しましょう。そして、長く安心して使うために、実績と信頼性のあるブランドから選ぶことをおすすめします。

本記事で紹介した選び方のポイントとブランド情報が、あなたに最適な1台を見つけるための参考となれば幸いです。

企業情報

Samsung（サムスン）｜ 自社一貫生産で高い信頼性を実現

項目	内容
企業名	Samsung Electronics Co., Ltd.（サムスン電子）
公式ホームページURL	https://www.samsung.com/jp/
商品の特徴・長所	フラッシュメモリ（NAND）からコントローラまでを自社で一貫生産。高性能と長期安定性に優れ、ファームウェアの完成度も高い。保証期間が長く（多くのモデルで5年）、信頼性の面で定評がある。
おすすめしたい人	データの確実な保護と長期的な安定動作を最優先する人。動画編集やゲームなど高性能を求めるクリエイターやゲーマー。初めての交換でも「失敗したくない」と考える慎重派の人。

サムスンは、世界有数の半導体メーカーとして、SSDの心臓部であるフラッシュメモリとコントローラを自社で開発・生産しています。この「一貫生産」により、部品の品質から最終的な性能・耐久性までを自社で管理できることが最大の強みです。例えば、高速なデータ転送を支える技術と、それを長期間安定して使える信頼性の両方が備わっています。製品にはしっかりとした保証がついているので、買い替えサイクルを長くしたい方や、大切なデータを守りたい方に特におすすめです。少し価格は高めですが、その分、長く使い続けられる安心感が得られるブランドです。

Crucial（クルーシャル）｜ 抜群のコスパで初めての交換に安心

項目	内容
企業名	Crucial (Micron Technology, Inc.のブランド)
公式ホームページURL	https://www.crucial.jp/
商品の特徴・長所	親会社のMicronが自社生産するNANDを活用。価格対性能のバランスが非常に優れており、特に「MX500」シリーズは定番の人気モデル。互換性情報が豊富で、初心者でも選びやすい。
おすすめしたい人	予算を抑えつつ、HDDから確実に速さを体感したい人。初めてパソコンの内部パーツを交換する初心者。ネットや動画視聴、書類作成を快適にしたい普段使い派。

クルーシャルは、世界的大手メモリメーカー「マイクロン」が持つ、消費者向けのブランドです。自社でフラッシュメモリを生産しているため、コストと品質のバランスが取りやすく、結果として「お手頃な価格で、しっかりした性能と信頼性」を実現しています。特に長年愛される「MX500」は、初めてHDDからSSDに交換する人にぴったりの入門モデルとして知られ、ネット上の互換性情報や設定方法も豊富です。「高いのはちょっと…でも確実に速くしたい」と考える方や、まずはお試しで使ってみたい方に最適な、頼れるブランドです。

Western Digital（WD）｜ 色でわかる！用途別の分かりやすいラインナップ

項目	内容
企業名	Western Digital Corporation
公式ホームページURL	https://www.westerndigital.com/ja-jp
商品の特徴・長所	「WD Blue（日常用途）」「WD Black（高性能用途）」「WD Red（NAS向け）」など、色と名前で用途が一目で分かるシリーズ展開。ストレージ専門メーカーとしての長い歴史と信頼がある。
おすすめしたい人	たくさんある製品の中から、自分の目的に合ったものを簡単に選びたい人。パソコン自作が初めてでも迷いたくない人。安定した実績のあるメーカーを信頼したい人。

ウエスタンデジタル（WD）は、長年ハードディスク（HDD）を手がけてきたストレージの専門メーカーです。その経験を活かしたSSDの最大の特徴は、色（ブルー、ブラックなど）とシリーズ名で、誰でも用途がすぐに理解できるラインナップです。例えば、普段使いなら「WD Blue」、ゲームやクリエイティブ作業で最高のパフォーマンスを求めるなら「WD Black」と、迷うことなく選べます。「専門用語がよくわからない」「とにかく失敗しない簡単な選び方をしたい」という方にこそ試していただきたい、親切で信頼できるブランドです。