デジタルデータの爆発的な増加に伴い、外付けSSDはもはやPCユーザーやクリエイターにとって欠かせないツールとなりました。中でも、世界的なストレージブランドであるSanDisk(サンディスク)の外付けSSDは、その圧倒的な転送速度と高い耐久性、そして洗練されたデザインで、多くのプロフェッショナルやゲーマーから絶大な支持を集めています。
しかし、「Creator phone ssd」「Extreme」「Extreme Pro」「PRO-G40」「Desk Drive SSD」といった複数のモデルラインナップが存在し、さらにUSB規格の複雑さも相まって、「結局、自分にはどれが最適なのか?」と迷ってしまう方も少なくありません。
本記事では、SanDiskの外付けSSDの全ラインナップを徹底的に分析し、選び方の核心から用途別の最適なモデルを分かりやすく解説します。この記事を読めば、あなたの用途にぴったりのSanDisk SSDが必ず見つかります。
SanDisk外付けSSDの主要ラインナップと進化の歴史

SanDiskの外付けSSDは、「Extreme」シリーズを中心に、耐久性と高速なデータ転送を両立させています。ラインナップは、コストパフォーマンスに優れるPortable SSD (エントリー)、速度・耐久性・携帯性のバランスが取れたExtreme Portable SSD (スタンダード)、そしてUSB 3.2 Gen 2×2やThunderbolt 3/4に対応し最高峰の転送速度を誇るExtreme PRO / PRO-G40 (ハイエンド)の3つのグレードに大別されます。
そして近年では様々なニーズに対応するため、iPhoneに簡単に取り付けることができるCreator phone ssdや家のデスクトップパソコンに取り付けて使うDesk Drive SSDなどの様々なラインナップも。

これらの進化は、USB規格の進化とNVMeテクノロジーの採用によって実現され、外付けSSDの性能を内蔵SSDと遜色ないレベルにまで引き上げています。SanDiskのポータブルSSDの多くは、容量単価と耐久性のバランスに優れたTLC NANDを採用しており、親会社Western Digitalの高度なファームウェア技術により、高い信頼性を実現しています。
主要モデル比較表(速度、耐久性、インターフェース)
SanDiskの主要なポータブルSSDモデルのスペック比較です。
| モデル名 | 容量 | 最大転送速度(読込/書込) | インターフェース | 耐久性(IP規格) | 主なターゲットユーザー |
Creator Phone SSD
NEW
|
1TB/2TB | 1000MB/s / 950MB/s | USB 3.2 Gen 2 | IP65 | iPhone、Androidユーザー |
Extreme Portable SSD (Gen 2)
|
500GB/1TB/2TB/4TB | 1050MB/s / 1000MB/s | USB 3.2 Gen 2 | IP55 | 一般ユーザー、学生、ライトクリエイター |
Extreme PRO Portable SSD (Gen 2×2)
高速
|
1TB/2TB/4TB | 2000MB/s / 2000MB/s | USB 3.2 Gen 2×2 | IP67 | プロクリエイター、ハイエンドゲーマー |
PRO-G40 SSD
最速
|
1TB/2TB/4TB | 2700MB/s / 1900MB/s | Thunderbolt 3/USB 3.2 Gen 2 | IP66 | 映像プロフェッショナル、Macユーザー |
Desk Drive SSD
|
4TB/8TB | 1000MB/s / 900MB/s | USB 3.2 Gen 2 | ― | 映像プロフェッショナル |
コスパ重視: Extreme Portable SSDがおすすめ
プロ用途: PRO-G40 SSDまたはExtreme PRO
大容量保存: Desk Drive SSDで最大8TBまで対応
※転送速度は理論上の最大値であり、ホスト側のPC環境やケーブルによって変動します。
特に「Gen 2×2」や「Thunderbolt 3/4」の真価を発揮するには、対応したポートがPC側に搭載されていることが必須条件となります。
おすすめSanDisk外付けSSD5つをご紹介

SanDiskのこの5つのSSDは、それぞれ「スマホユーザー」「日常使い」「プロクリエイター」「映像プロ」「大容量保存」に最適なタイプに分かれています。迷っている人に向けて、それぞれの特徴とおすすめの使い方をわかりやすく紹介します。
1. Creator Phone SSD(スマホ直結型)

- 容量:1TB / 2TB
- 最大速度:1000MB/s(読込) / 950MB/s(書込)
- インターフェース:USB 3.2 Gen 2
- 耐久性:IP65(防塵・防滴)
このSSDは「iPhoneやAndroidで動画を撮って、その場で編集したい人」のためのモデルです。MagSafe対応でiPhoneにピタッとくっつき、4K動画を直接保存・編集できます。
exFATフォーマットなので、Windows/Mac/iPhone/Androidでそのまま使えるのも便利。スマホの容量がすぐいっぱいになる人、YouTubeやTikTok用の動画をロケ先で撮って編集したい人には、持ち運びやすさとMagSafeの使い勝手が大きなメリットです。
\スマホにピッタリのSSD!/
2. Extreme Portable SSD (Gen 2)(汎用ポータブル)

- 容量:500GB / 1TB / 2TB / 4TB
- 最大速度:1050MB/s(読込) / 1000MB/s(書込)
- インターフェース:USB 3.2 Gen 2
- 耐久性:IP55(防塵・防滴)
Extreme Portableは「日常使いからライトなクリエイターまで」幅広く使えるバランス型。USB 3.2 Gen 2で最大1050MB/sの高速転送ができ、4K動画や大容量ファイルのバックアップ・移動もストレスが少ないです。
ゴム外装で耐久性が高く、iPhoneやAndroidとも直接接続できるので、スマホとPCの間でデータを頻繁にやり取りする人にも便利。特に「コスパ重視で、丈夫で速いSSDがほしい」「学生や一般ユーザーが日常的に使う」という人におすすめです。
\P67防水防塵でどこでも安心/
3. Extreme PRO Portable SSD (Gen 2×2)(高速プロ向け)

- 容量:1TB / 2TB / 4TB
- 最大速度:2000MB/s(読込) / 2000MB/s(書込)
- インターフェース:USB 3.2 Gen 2×2
- 耐久性:IP67(防塵・防水)
Extreme PROは「プロクリエイター・ハイエンドゲーマー向け」の高速ポータブルSSD。USB 3.2 Gen 2×2対応で、最大2000MB/sの超高速転送が可能で、4K/8K動画の編集や大容量RAW写真の扱いがスムーズになります。
IP67の防塵・防水で、屋外撮影や移動中でも安心。ただし、USB 3.2 Gen 2×2対応のPCやMacが必要なので、「最新の高性能PC/Macを使っていて、編集作業の待ち時間を減らしたい」というプロユーザー・ハイエンドユーザー向きです。
\超高速転送で作業効率が劇的アップ/
4. PRO-G40 SSD(Thunderbolt最速モデル)

- 容量:1TB / 2TB / 4TB
- 最大速度:2700MB/s(読込) / 1900MB/s(書込)
- インターフェース:Thunderbolt 3 / USB 3.2 Gen 2
- 耐久性:IP66(防塵・防水)
PRO-G40は「映像プロフェッショナル・Macユーザー向け」の最高速モデル。Thunderbolt 3で最大2700MB/sの超高速転送が可能で、Mac/Windowsの内蔵SSDに近いレスポンスで4K/8K編集ができます。
IP66の防塵・防水+高い耐衝撃性で、ロケ現場や過酷な環境でも安心。Thunderbolt対応のPC/Macと高品質ケーブルが必要なので、「MacBook Proや高性能Windows PCで動画編集・写真処理をしているプロ」「信頼性と速度の両方を絶対に妥協したくない」という人におすすめです。
\プロ仕様の耐久性でデータを守る/
5. Desk Drive SSD(大容量デスクトップ型)

- 容量:4TB / 8TB
- 最大速度:1000MB/s(読込) / 900MB/s(書込)
- インターフェース:USB 3.2 Gen 2
- 耐久性:なし(据え置き用)
Desk Driveは「大容量データを安定して保存したい映像プロ向け」のデスクトップSSD。4TB・8TBの大容量で、大量の4K動画・RAW写真・プロジェクトファイルを一括管理できます。
USB 3.2 Gen 2で最大1000MB/sの高速転送が可能で、編集用の素材ストレージやアーカイブ用に最適。据え置きタイプなので持ち運びには向かないですが、「編集PCの隣に置いて、8TBで大量の動画を保存したい」「映像プロフェッショナルがアーカイブ用に使う」という用途にぴったりです。
\プロが選ぶ信頼のストレージブランド/
どのモデルを選ぶべきか?(用途別まとめ)
| 用途・条件 | おすすめモデル |
|---|---|
| iPhone/Androidで動画撮影・編集したい | Creator Phone SSD |
| 日常のバックアップ・コスパ重視 | Extreme Portable SSD (Gen 2) |
| 4K編集・プロクリエイターで高速が必須 | Extreme PRO Portable SSD (Gen 2×2) |
| Mac/Windowsで4K/8K編集、最高速・タフネスを求める | PRO-G40 SSD |
| 4TB/8TBの大容量で動画・写真をアーカイブしたい | Desk Drive SSD |
どれも5年保証付きで信頼性は高く、自分のPC/MacのUSB規格(USB 3.2 Gen 2 / Gen 2×2 / Thunderbolt)と用途に合わせて選ぶのが失敗しない選び方です。
失敗しない!SanDisk外付けSSDを選ぶための3つの重要ポイント

SanDiskの外付けSSDを選ぶ際は、カタログスペックに惑わされず、本当に必要な性能を見極めるための3つの重要ポイント(速度、耐久性、容量)を押さえることが重要です。
転送速度を決定づける「USB規格」の基礎知識と選び方

外付けSSDの性能は、接続に用いられるUSB規格に大きく左右されます。SanDiskのSSDは最新規格を採用していますが、PC側の規格と一致しなければ真価は発揮されません。主要なUSB規格と理論上の最大転送速度は以下の通りです。
| 規格名 | 呼称(旧名称) | 理論上の最大速度 | SanDiskの対応モデル |
| USB 3.2 Gen 2 | SuperSpeed USB 10Gbps | 10Gbps (約1,250MB/s) | Creator Phone SSD、 Extreme Portable SSD、 Desk Drive SSD |
| USB 3.2 Gen 2×2 高速 | SuperSpeed USB 20Gbps | 20Gbps (約2,500MB/s) | Extreme PRO Portable SSD |
| Thunderbolt 3/4 最速 | ― | 40Gbps (約5,000MB/s) | PRO-G40 SSD |
USB 3.2 Gen 2×2: より高速な転送が必要なクリエイター向け。対応デバイスが限られる点に注意
Thunderbolt 3/4: Macや高性能PCユーザー向け。最高速度を求めるプロフェッショナルに
選び方の鉄則は、「PCに搭載されている最も速いUSB-Cポートの規格に合わせる」ことです。PC側の規格が低い場合、SSDの最大速度は発揮されません。Gen 2×2やThunderbolt 3/4では、規格に対応した専用のケーブル品質も重要です。
Thunderbolt 3/4はUSB規格を遥かに超える40Gbpsの超高速転送を実現し、PRO-G40 SSDの真価を発揮します。購入の際は、PCのポートの対応規格を必ず確認することが、性能を最大限に引き出すための鍵となります。
現場で役立つ「耐久性」の秘密:IP規格と耐衝撃性の真実

SanDiskの外付けSSDがプロから信頼されるのは、国際的なIP(Ingress Protection)規格に裏付けられた卓越した耐久性があるからです。IP55(Extreme Portable SSD)は粉塵と噴流水に耐え、IP67(Extreme PRO Portable SSD)は最高レベルの防塵と水深1mの水没に耐えます。シリコンラバー素材と堅牢な構造設計による耐衝撃性も備えており、公称で最大2メートルからの落下に耐え、内部のデータが保護されることを意味します。
また、多くのモデルで採用されているAES 256ビットハードウェア暗号化は、万が一の紛失・盗難時にもデータ漏洩のリスクを最小限に抑える、ビジネスや研究における機密情報の保護に不可欠な機能です。
SSDの「容量」と「価格」の最適なバランスを見極める
容量選びは、用途と予算のバランスが重要です。SanDiskは500GBから最大8TBまでの幅広いラインナップを提供しています。
| 容量 | 主な用途 | 選び方の目安 |
| 500GB〜1TB | 日常的な文書・写真のバックアップ、OSリカバリドライブ、ゲームの持ち運び | コストを抑えたいライトユーザー向け |
| 2TB〜4TB 人気 | 4K動画素材保存、大規模な写真ライブラリ、PS5/PCゲームライブラリ拡張 | クリエイター、ヘビーゲーマーの標準的な選択肢 |
| 8TB プロ仕様 | 8K動画素材、長期アーカイブ、複数プロジェクトの統合管理 | プロの映像プロダクション、データ集約型の専門家向け |
1TB: 写真約20万枚、4K動画約65時間、PS5ゲーム約10〜15本
2TB: 写真約40万枚、4K動画約130時間、大規模プロジェクト管理に
4TB: 8K動画約33時間、複数の4Kプロジェクト同時進行可能
8TB: 8K動画約65時間、数年分のプロジェクトアーカイブに対応
一般的に、SSDは容量が大きくなるほど1GBあたりの単価が安くなる傾向があります。また、SSDの性能を最大限に引き出すためには、一定の空き容量(オーバープロビジョニング)を確保することが推奨されるため、予算が許す限り、「少し大きめの容量」を選ぶことが、長期的な快適さとコスト効率に繋がります。
用途別!SanDisk外付けSSDの最適な「容量」と「モデル」の組み合わせ

ここでは、具体的な利用シーンを想定し、SanDiskのどのモデルと容量の組み合わせが最も適しているかを提案します。
1. プロの映像クリエイター向け:4K/8K動画編集と大容量バックアップ

- 最適なモデル
- SanDisk Desk Drive SSD推奨容量: 4TB〜8TB、SanDisk Extreme PRO Portable SSD (Gen 2×2) または PRO-G40 SSD 推奨容量: 4TB〜8TB
4K/8K動画編集では、膨大なサイズの素材ファイルをリアルタイムで読み書きする必要があり、転送速度がボトルネックになると、作業効率に直結します。Extreme PRO (Gen 2×2)の2000MB/s、またはPRO-G40 SSD (Thunderbolt 3/4対応)の最大2700MB/sの速度は、非圧縮の4K/8K動画のストリーム再生を支えます。特にMacBook ProユーザーにはPRO-G40が最適です。現場での予期せぬ事故に備え、IP66/IP67の耐久性は必須条件です。
2. PS5/PCゲーマー向け:ロード時間短縮とゲームライブラリの拡張

- 最適なモデル
- SanDisk Extreme Portable SSD (Gen 2) 推奨容量: 2TB〜4TB
PlayStation 5(PS5)やPCゲームのロード時間を短縮し、大容量のゲームファイルを外部に保存したいゲーマーにとって、Extreme Portable SSDは最適な選択肢です。PS5の拡張ストレージとして利用する場合、Extreme Portable SSDの1050MB/sはPS5の要求速度を大きく上回り、ロード時間を短縮します。PCゲーマーにとっても、コンパクトさと高いコストパフォーマンスから、2TB以上の容量でゲームライブラリの拡張に最も適しています。
3. ビジネス・学生向け:重要データの持ち運びとセキュリティ

- 最適なモデル
- SanDiskcreator phone ssd推奨容量: 500GB〜1TB、SanDisk Extreme Portable SSD (Gen 2) 推奨容量: 500GB〜1TB
機密性の高いプレゼン資料や研究データなどを安全かつ迅速に持ち運びたいビジネスパーソンや学生には、速度と携帯性、そしてセキュリティ機能が重要になります。Extreme Portable SSDは、名刺サイズのコンパクトさと、カバンの中で多少乱暴に扱っても安心なIP55の耐久性を備えています。パスワード保護機能(AES 256ビットハードウェア暗号化)を利用することで、万が一の紛失・盗難時にもデータ漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。
SanDisk Extreme Proの「実体験レビュー」

ここでは、SanDiskの外付けSSDの中でも最高峰の性能を誇る「SanDisk Extreme PRO Portable SSD (Gen 2×2)」を例に、実際に使用した際の詳細な体験と、独自の検証結果を記述します。
開封から付属品チェック!デザインと携帯性の評価

Extreme PROは、手のひらサイズの鍛造アルミニウムとシリコンラバーのハイブリッド構造で、高い剛性と携帯性を両立しています。付属品はUSB Type-C to Type-CケーブルとType-Aアダプター。本体上部のカラビナホールは、プロの現場での落下・紛失防止に役立つ実用的な設計です。

USB 3.2 Gen 2×2対応PCで100GBの4K動画素材を転送したテストでは、公称値に近い1,900MB/sという驚異的な速度を安定して維持しました。約300GBの連続書き込み後も、鍛造アルミニウム筐体による優れた熱管理でサーマルスロットリング(熱による速度低下)がほとんど発生しなかったことが、プロの映像編集ワークフローに組み込まれる最大の理由です。
SanDisk SSDの「寿命」と「信頼性」を裏付ける専門知識と権威性

外付けSSDを選ぶ上で、速度や容量と同じくらい重要なのが、データの信頼性と製品の寿命です。SanDiskのSSDが高い信頼性を誇る技術的な背景と、権威性のある資料に基づいた専門知識を解説します。
SSDの耐久性指標「TBW」とJEDEC規格に基づく信頼性

SSDの寿命は、主に書き込み回数によって決まるTBW(Total Bytes Written)という耐久性指標で示されます。TBWは「そのSSDが寿命を迎えるまでに書き込めるデータの総総量」をテラバイト(TB)単位で示したもので、数値が大きいほど長寿命であることを意味します。SanDisk(親会社Western Digital)は、NANDフラッシュメモリの主要メーカーの一つであり、自社でメモリチップの開発から製造までを一貫して行っています。
SanDiskのSSDは、国際的な標準化団体であるJEDEC(Joint Electron Device Engineering Council)によって定められた規格(JESD219Aなど)に準拠した厳しいテストをクリアしており、その信頼性は公的に裏付けられています。特に、ハイエンドモデルで採用される突然の電源断からデータを保護する機能(Power Loss Protection: PLP)は、プロの現場での信頼性を決定づける重要な要素です。
「SSDの耐久性評価は、JEDECのClient SSD Endurance Workload (JESD219A) に基づき、一般的なクライアントPCの使用パターンをシミュレートしたワークロードを用いて行われる。この規格は、SSDがその寿命期間中にどれだけのデータを書き込めるか(TBW)を客観的に評価するための基準を提供する。」
読者の疑問を解消するQ&A(5選)

- QSanDisk Extreme Portable SSDとExtreme PRO Portable SSDの最も大きな違いは何ですか?
- A
最も大きな違いは転送速度と対応インターフェースです。
- Extreme Portable SSD (Gen 2):最大転送速度は約1050MB/sで、USB 3.2 Gen 2規格に対応しています。速度と価格、携帯性のバランスが取れたスタンダードモデルです。
- Extreme PRO Portable SSD (Gen 2×2):最大転送速度は約2000MB/sで、USB 3.2 Gen 2×2規格に対応しています。この高速性能を最大限に引き出すには、PC側もGen 2×2対応のポートが必要です。
ご自身のPCがどのUSB規格に対応しているかを確認し、その規格に合ったモデルを選ぶことが、性能を最大限に引き出す鍵となります。
- QUSB 3.2 Gen 2×2に対応していないPCでも、Extreme PROを購入するメリットはありますか?
- A
はい、メリットはあります。Extreme PROはGen 2×2非対応のPCに接続した場合、そのPCが対応する最速の規格(例えばUSB 3.2 Gen 2で約1000MB/s)で動作します。
しかし、Extreme PROは高性能な内部コンポーネントと優れた熱管理(鍛造アルミニウム筐体など)を採用しているため、長時間の連続使用や大容量ファイルの転送時でも、速度低下(サーマルスロットリング)が起こりにくいという大きな利点があります。また、将来的にGen 2×2対応のPCに買い替えた際も、SSDをそのまま最高のパフォーマンスで使い続けられるという将来性も魅力です。
- QSanDiskの外付けSSDはPS5の拡張ストレージとして使えますか?どのモデルが最適ですか?
- A
はい、SanDiskの外付けSSDはPS5の拡張ストレージとして利用可能です。
PS5のUSBポートの規格上、SanDisk Extreme Portable SSD (Gen 2)が最もコストパフォーマンスに優れ、最適です。このモデルの最大速度1050MB/sは、PS5が要求する拡張ストレージの最低速度を大きく上回ります。PS5のゲームを外付けSSDに保存し、ロード時間を短縮したり、内蔵ストレージの容量不足を解消したりするのに最適です。
- Q外付けSSDの「寿命」はどれくらいですか?データは安全に保存できますか?
- A
SSDの寿命は、主にTBW(Total Bytes Written:総書き込みバイト数)という指標で示されます。これは「そのSSDが寿命を迎えるまでに書き込めるデータの総量」を示すもので、SanDiskのSSDは高いTBWが設定されており、一般的な使用であれば数年から十数年にわたって安心して使用できる設計になっています。
さらに、SanDiskの多くのモデルはIP規格(防水・防塵)による物理的な耐久性に加え、AES 256ビットハードウェア暗号化によるパスワード保護機能を搭載しており、万が一の紛失・盗難時にもデータ漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。
- QSanDiskのSSDはMacとWindowsの両方で使えますか?
- A
はい、SanDiskの外付けSSDはMacとWindowsの両方で利用可能です。
出荷時のフォーマットは、両OSで読み書きできる形式(通常はexFAT)になっていることが多いです。もし特定のOS専用で使いたい場合は、そのOSに最適なファイルシステム(MacならAPFS、WindowsならNTFS)にフォーマットし直すことで、より安定したパフォーマンスを得ることができます。また、付属品としてUSB Type-C to Type-CケーブルとType-Aアダプターが同梱されているため、幅広いPCで接続互換性が確保されています。
Q1. SanDisk Extreme Portable SSDとExtreme PRO Portable SSDの最も大きな違いは何ですか?
A. 最も大きな違いは転送速度と対応インターフェースです。
- Extreme Portable SSD (Gen 2):最大転送速度は約1050MB/sで、USB 3.2 Gen 2規格に対応しています。速度と価格、携帯性のバランスが取れたスタンダードモデルです。
- Extreme PRO Portable SSD (Gen 2×2):最大転送速度は約2000MB/sで、USB 3.2 Gen 2×2規格に対応しています。この高速性能を最大限に引き出すには、PC側もGen 2×2対応のポートが必要です。
ご自身のPCがどのUSB規格に対応しているかを確認し、その規格に合ったモデルを選ぶことが、性能を最大限に引き出す鍵となります。
Q2. USB 3.2 Gen 2×2に対応していないPCでも、Extreme PROを購入するメリットはありますか?
A. はい、メリットはあります。Extreme PROはGen 2×2非対応のPCに接続した場合、そのPCが対応する最速の規格(例えばUSB 3.2 Gen 2で約1000MB/s)で動作します。
しかし、Extreme PROは高性能な内部コンポーネントと優れた熱管理(鍛造アルミニウム筐体など)を採用しているため、長時間の連続使用や大容量ファイルの転送時でも、速度低下(サーマルスロットリング)が起こりにくいという大きな利点があります。また、将来的にGen 2×2対応のPCに買い替えた際も、SSDをそのまま最高のパフォーマンスで使い続けられるという将来性も魅力です。
Q3. SanDiskの外付けSSDはPS5の拡張ストレージとして使えますか?どのモデルが最適ですか?
A. はい、SanDiskの外付けSSDはPS5の拡張ストレージとして利用可能です。
PS5のUSBポートの規格上、SanDisk Extreme Portable SSD (Gen 2)が最もコストパフォーマンスに優れ、最適です。このモデルの最大速度1050MB/sは、PS5が要求する拡張ストレージの最低速度を大きく上回ります。PS5のゲームを外付けSSDに保存し、ロード時間を短縮したり、内蔵ストレージの容量不足を解消したりするのに最適です。
Q4. 外付けSSDの「寿命」はどれくらいですか?データは安全に保存できますか?
A. SSDの寿命は、主にTBW(Total Bytes Written:総書き込みバイト数)という指標で示されます。これは「そのSSDが寿命を迎えるまでに書き込めるデータの総量」を示すもので、SanDiskのSSDは高いTBWが設定されており、一般的な使用であれば数年から十数年にわたって安心して使用できる設計になっています。
さらに、SanDiskの多くのモデルはIP規格(防水・防塵)による物理的な耐久性に加え、AES 256ビットハードウェア暗号化によるパスワード保護機能を搭載しており、万が一の紛失・盗難時にもデータ漏洩のリスクを最小限に抑えることができます。
Q5. SanDiskのSSDはMacとWindowsの両方で使えますか?
A. はい、SanDiskの外付けSSDはMacとWindowsの両方で利用可能です。
出荷時のフォーマットは、両OSで読み書きできる形式(通常はexFAT)になっていることが多いです。もし特定のOS専用で使いたい場合は、そのOSに最適なファイルシステム(MacならAPFS、WindowsならNTFS)にフォーマットし直すことで、より安定したパフォーマンスを得ることができます。また、付属品としてUSB Type-C to Type-CケーブルとType-Aアダプターが同梱されているため、幅広いPCで接続互換性が確保されています。
【まとめ】あなたに最適なSanDisk外付けSSDを見つけるための最終チェックリスト
SanDiskの外付けSSDは、どのモデルを選んでも高い満足度が得られますが、最適な一台を見つけるためには、以下の最終チェックリストを活用してください。
| 質問 | 選択肢 | 推奨モデル |
| 1. 最も重視する性能は? | ||
| A. 圧倒的な速度(2000MB/s以上) | Extreme PRO / PRO-G40 最速 | |
| B. 速度と価格のバランス(1000MB/s前後) | Extreme Portable / Creator Phone SSD 人気 | |
| C. コストパフォーマンス(500MB/s前後) | Portable SSD (エントリー) | |
| 2. PCのUSB-Cポートの規格は? | ||
| A. USB 3.2 Gen 2×2 または Thunderbolt 3/4 | Extreme PRO / PRO-G40 | |
| B. USB 3.2 Gen 2 (10Gbps) | Extreme Portable / Creator Phone SSD | |
| C. USB 3.0/3.1 Gen 1 (5Gbps) | Extreme Portable (オーバースペック気味だが将来性あり) | |
| 3. 主な用途は? | ||
| A. 4K/8K動画編集、プロの現場での使用 | Extreme PRO / PRO-G40 / Desk Drive SSD プロ仕様 | |
| B. PS5/PCゲーム、写真・動画のバックアップ | Extreme Portable / Creator Phone SSD | |
| C. 文書やプレゼン資料の持ち運び | Portable SSD / Extreme Portable / Creator Phone SSD | |
| 4. 必要な耐久性は? | ||
| A. 水没や粉塵の多い過酷な環境(IP67) | Extreme PRO 最高耐久 | |
| B. 日常的な雨や水しぶき、落下(IP55-IP65) | Extreme Portable / Creator Phone SSD | |
| C. デスク上での使用(据え置き型) | Desk Drive SSD 大容量 | |
Bが多い方: バランスの取れたExtreme PortableまたはCreator Phone SSDが最適
Cが多い方: コスパ重視のPortable SSDまたはExtreme Portableを検討
スマホユーザー: Creator Phone SSDがiPhone/Android直接接続に対応
据え置き大容量: Desk Drive SSDなら最大8TBまで対応
SanDiskの外付けSSDは、単なるストレージではなく、あなたのデジタルライフを支える信頼できるパートナーです。本記事で解説した専門的な知識と実体験レビューを参考に、あなたの用途と環境に最適な一台を選び、その真価を最大限に引き出してください。
| モデル名 | 容量 | 最大転送速度(読込/書込) | インターフェース | 耐久性(IP規格) | 主なターゲットユーザー |
Creator Phone SSD
NEW
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1TB/2TB | 1000MB/s / 950MB/s | USB 3.2 Gen 2 | IP65 | iPhone、Androidユーザー |
Extreme Portable SSD (Gen 2)
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500GB/1TB/2TB/4TB | 1050MB/s / 1000MB/s | USB 3.2 Gen 2 | IP55 | 一般ユーザー、学生、ライトクリエイター |
Extreme PRO Portable SSD (Gen 2×2)
高速
|
1TB/2TB/4TB | 2000MB/s / 2000MB/s | USB 3.2 Gen 2×2 | IP67 | プロクリエイター、ハイエンドゲーマー |
PRO-G40 SSD
最速
|
1TB/2TB/4TB | 2700MB/s / 1900MB/s | Thunderbolt 3/USB 3.2 Gen 2 | IP66 | 映像プロフェッショナル、Macユーザー |
Desk Drive SSD
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4TB/8TB | 1000MB/s / 900MB/s | USB 3.2 Gen 2 | ― | 映像プロフェッショナル |
コスパ重視: Extreme Portable SSDがおすすめ
プロ用途: PRO-G40 SSDまたはExtreme PRO
大容量保存: Desk Drive SSDで最大8TBまで対応
参考文献
商品を作る会社名企業情報
| 企業名 | 公式ホームページURL | 商品の特徴や長所 | どのようなニーズを持つ人におすすめしたいか |
|---|---|---|---|
| SanDisk (サンディスク) | https://www.westerndigital.com/ja-jp/brand/sandisk | NANDフラッシュメモリ技術の高さ、圧倒的な転送速度、高い耐久性と信頼性、洗練されたデザイン。 | 高速なデータ転送を求めるクリエイター、データを安全に持ち運びたいビジネスユーザー、ロード時間を短縮したいゲーマー。 |
SanDisk(サンディスク)は、フラッシュメモリ製品の分野で世界的に知られるリーディングブランドです。現在は、ストレージ業界の巨人であるWestern Digital(ウエスタンデジタル)の傘下にあり、その強固な技術基盤のもとで製品開発が行われています。SanDiskの最大の強みは、メモリチップ(NANDフラッシュ)の設計から製造までを一貫して自社で行う垂直統合型のビジネスモデルにあります。これにより、製品の品質と信頼性を極限まで高めることが可能になっています。
特に外付けSSDにおいては、その技術力が「速度」「耐久性」「携帯性」という三つの要素に凝縮されています。プロの映像クリエイターやカメラマンなど、過酷な環境で大量のデータを扱うプロフェッショナルから絶大な信頼を得ているのは、単なる速さだけでなく、IP規格に準拠した防水・防塵性能や、落下に耐える堅牢な設計が、大切なデータを守り抜くという安心感を提供しているからです。女性読者の方々にも、名刺サイズのコンパクトさや、カバンの中で多少乱暴に扱っても安心な頑丈さ、そしてパスワード保護によるセキュリティの高さが、日常のデジタルライフを快適で安心なものにするパートナーとして選ばれています。
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